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退職まで長すぎてモチベーションが保てない

会社との話し合いによって、結果的に退職は最初の申し出から11か月後という大変長いものになってしまいました。厳密に言えば、8月に最初の退職を申し出て会社との話し合いがまとまったのは9月中旬で、翌年の6月末が退職日でしたが、有休消化その他休暇をを約40日として最終出社は同年4月中旬としていたので、話し合いがまとまった9月中旬から言えば、翌年の4月中旬は7か月後です。何もないというか辞める前提で過ごさないと1年や半年はあっという間に過ぎていくものですが、辞めると決めてからの半年は大変長く感じました。会社と話し合いはして決めたものの、何度も「やはりもうすぐにでも辞めたい」、「なぜ辞める人間がここまでしなければならないのか」、などなどいろいろ悩む苦しい日々でした。僕がそんな日々をどのようにして乗り越えたか、実体験を踏まえて記載します。

  1. 結論 ~勤務形態はこだわったことと、できないことははっきり伝えた~
    • 僕から申し出た退職日延長にあたっての条件
    • 日がたつにつれ、だんだん在職が当たり前のようになりかけてきた件
    • 都度話し合い、修正する機会を設けた
    • いつまでも引継ぎ開始とならないようにスケジュールも詳細にしていった

1結論

  • 1僕から申し出た退職日延長にあたっての条件

僕は管理職が耐えられなくなったこと、子が増えて家庭の時間を増やす働き方というか生き方をしたかったこと、主にこの2点が退職の理由でした。会社から1年ほど先まで退職時期を延ばせないか打診を受けるにあたり、延ばす代わりの条件を提示しました。偉そうに聞こえたら申し訳ないですが、本来労働者が会社を退職するのは自由です。退職の自由を譲る代わりに、例えば以下のような条件を会社が飲めば、退職時期を延ばしたり、ひとによっては退職そのものも取りやめるかもしれません。

 ・退職時期を延ばすにあたって交渉事になりそうな労働条件

   ・報酬をあげてもらう

   ・勤務日、時間を減らしてもらう

   ・ポジション、配属を変えてもらう

   ・職場環境(いやがらせやハラスメントなど)を改善してもらう

僕はその中でも以下の点を飲んでもらいました。

 ・管理職そのものの解除はできないにしても、管理職の業務を部分的に解除してもらう

 ・部長の指導の口調がきつい(パワハラ風)ことがしばしばあるので改めてもらう

 ・育児のため、朝と夕方を在宅勤務にしてもらう

それぞれの項目は文字を見ていただければ、なんとなくどのような内容か想像できるかと思いますが、詳細はまた別の機会に記します。僕の場合はこの3点を提示して、会社(話し合いは部長でした)に納得してもらいました。簡単に書いてあるように見えるかもしれませんが、圧の強い部長にこういったことをお願いするのはパワーがいることですし、正直面倒で億劫でした。退職をするという、ただでもメンタルが弱っている状況で、こんなことをしなければならないのなら、「一身上の都合で2週間後に退職します」で良くないかとか、はやりの退職代行というのも正直理解できると思いました。ただ、僕自身もメンタルは万全ではなかったですが、なんとか上記のような話し合いをして納得してもらっていました。

1.2日がたつにつれ、だんだん在職が当たり前のようになりかけてきた件

8月上旬に伝えた退職希望から9月中旬で、退職日や退職日までの条件がまとまりました。9月中旬時点では普段は圧が強めの部長も「時期を延ばしてくれてありがとう」と言ってくれて自身の口調や態度を気にしながら接してくれるようになりましたが、ひと月もたたないうちに、また元のように戻ってきました。管理職が耐えられなくて辞めると言っている僕にその管理職を続けさせて退職時期を延ばしているのに、その管理職の業務をこなして当たり前のようなスタンスで接してくるようになりました。まあここは、僕も退職時期を延ばすということは、その職務を続けることだという認識をもっと持って覚悟をしておくべきだったかもしれませんが、それでも僕としては「自身の都合を曲げて退職時期を延ばしているのに何なんだ」という気持ちになり、そうなると残りの期間が長く長く感じてしまってますますメンタルが参ってしまいました。

1.3都度話し合い、修正する機会を設けた

ここで今度こそ「もう耐えられないので2週間後に辞めます」とか退職代行などもふと頭をよぎりましたが、最後にダメもとで話し合いをして、折り合わなければ辞めるで良いではないかと考えなおしました。僕が良かったのは、そういった思いが出たところですぐに面談をして、「そもそもこういった話でしたので、改めてお願いします」と伝えたことです。部長は「すまなかった」と冷静になってくれて、また口調や態度に気をつけてくれるようなりました。同時に、僕自身がどこまでができてどこからができないのかあいまいだったところをより具体的に部長と話しあうことで、お互いの齟齬を埋めることができました。この一度目に行った修正協議を境に、定期的に僕のメンタル面や業務範囲など相談しながら最後まで頑張ろうとなり、その後も部長の性格上仕方ないと思うようになりましたが口調や態度が厳しければ冷静になったあとに「ちょっとさっきのは…」と指摘したり、業務上苦手なものは遠慮せずにフォローしてほしいと伝え、なんとか続けることができました。こう振り返ると、話せばわかる部長なので、管理職が耐えられないのだけが理由なのであれば、話し合いを最初からしていれば、その理由は解消できていたかなとは思います。メンタルが不調になると、圧の強い人に対して、このように話し合いを求めること自体が難しくなるのは良く分かります。僕自身、億劫でしたから。ただ、可能であれば話し合いをしてみると良いと思います。それでも難しい場合は、無理をしないですぐに辞めましょう。退職代行も使いましょう。ルール違反でもましてや犯罪などでもないですし、当然の権利です。職業選択の自由はみなさんに保証された基本的人権です。

1.4いつまでも引継ぎ開始とならないようにスケジュールも詳細にしていった

このような感じで、おかしいなと思ったらすぐに話し合い、耐えられないと感じたらすぐに申し出て、最終的には面倒なやつになっていたかもしれませんが、それはお互い様だから良いかと前向きにとらえるようにしました。ただ、そんな日々をパワーを使いながらなんとか1日1日と消化していきますが、そういえば待てど暮らせど引継ぎらしきことが始まりません。「申し出から退職までの期間が短すぎると引継ぎが十分にできなくて困るから余裕をもって申し出るようにする」のが趣旨のはずでしたが、どうも「いまは人がいなくて大変だからとりあえず管理職は任せて退職時期が近付いたら1月前から引継ぎ」のような感じに見えました。採用難でなかなかひとが採れないのは知っていましたが、ひとが採れないので退職できないなんてことはありません。ちゃんと準備をしてもらわないと困りますしせっかく半年以上も先の退職日設定にしたのだから、バタバタの引継ぎも不本意です。なので、ここからは新規案件は受けないとか、ここから引継ぎを開始して、何が何でもここからは有休消化に入るといった詳細スケジュールを話し合いで詰めました。具体的には以下のようにしました。

 ・新規案件の対処:1月いっぱい

 ・引継ぎ:2~3月

 ・残務処理等:4月

 ・有休消化:5~6月

このように決めないと、引継ぎが4月などになって有休消化も完全には消化できなかったと思います。

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