これもあるあるですが、人手不足状況にあった僕の職場でも「いま辞められたら困る」の引き留めがありました。世間的には2か月程度前に退職を申し出れば十分とされていますが、これといった明確な期間はなく法律上は2週間です。はたしてどのくらいの期間が適切なのか、自分の都合を押し通すべきなのか、多くの皆さんも難しいところだと思いますが僕の場合もここが一番難しかったというより、ほとんどの難しさがもとをたどればここといった要点であったと感じています。僕の場合はどういった経緯で最終的にどうなったかを記します。
- 結論 ~申し出から1年後の退職日で落ち着いた~
- 僕から申し出た退職日程
- 会社からの返答
- どこまで義理を通す必要があるのか
- 結果、どのような日程になったか
1結論
1.1僕から申し出た退職日程
退職を申し出た際の状況や経緯は、以前の記事に記載しています。人員不足で部署が大変な状況であった点や、僕自身がその部署の管理職であった点などを考慮して、世間的には2か月程度で十分とされる退職までの期間を長めにとり、僕の場合は4か月後(有休消化1.5か月)の11月末での退職で打診しました。同時に、一方的にならぬよう会社が必要であれば更に1月延ばして12月末(申し出から5か月後)、なおも足りない場合は年度末である3月末(8か月後)までとしたいと打診しました。
1.2会社からの返答
僕としては世間的な目安から大幅に長い8か月後まで提示していたので十分と思われましたが、会社からの返答は「1年程度延ばせないか」でした。それもポストオフも簡単ではなく代わりがいないのでそのまま管理職のまま1年延ばせないかというものでした。さすがに長すぎるので戸惑いましたが、自身の考えとして退職にあたり一方的になりすぎないようにしたいという考えから「考えさせてください」で切り上げました。
1.3どこまで義理を通す必要があるのか
自身が上司として部下の退職切り出しにも接してきましたが、いずれの場合も「次が決まっているので」ということで、交渉も慰留の余地もなく部下の希望通りに飲み込むしかありませんでした。部下は間違っていなく法的にもルール的にも問題はないのですが、自身は何度かそのような場に接して、正直なところ準備期間が少なく困りましたし残念であったので、自身は極力会社に寄り添いたいとかっこうつけた気持ちと自身にとって納得いくような姿勢を示したかった考えがありました。
いざ、僕が辞める側となって引延し交渉をされることが自分の身になると、これが非常に大変で困りました。義理を通すことも必要かもしれませんが、どこまでが義理なのかって無いですからね。難しいので法律通り、規定通りでも良いのだと思います。そもそもほとんどの場合、今の職を変えたくて、辞めたくてそうなっているのですからね。自分の体調面に不調をきたしてまで義理を通すべきじゃありません。僕自身、そこは反省点です。
まず上司に話すまでは良いですが、退職時期は世間的な期間(せいぜい3か月程度)までとし我を通すべきでした。
1.4結果、どのような日程になったか
結果、有休消化は2か月(40日)、その他代休消化などを含めて最終出社は4月下旬、退職日は6月末日付としました。8月に初めて退職打診をして10か月後の退職です。有休消化を除いても8か月程度です。退職を延ばすにあたっての条件(勤務スタイルなど)も何点かつけましたが、いざ始まってみると会社との認識との違いがあったり、退職するはずがだんだんと何事もなかったかのように普通の状態に戻りかけてしまったりとまぁいろいろあって、非常に大変で長く感じました。詳しくはまた別の記事にまとめると同時にその長い期間をどのように耐えたのかのメンタリティな部分も書きます。あくまで僕の場合はどうしたかということですけどね。その他、退職時期の設定にあたっては、以下のあたりはチェックしておいたほうが良いです。
・有休について(日数、年度をまたぐと何日追加されるか、何日経過すると消滅するか)
・代休、その他休暇について(僕の会社の場合、休日出勤の振休は2か月で消滅でした)
・賞与の基準日(支給は6、12月ですが、〇日時点の在籍者という規定などがありました)
・退職金の規定(在籍年数が5年、10年毎に計算式が異なり受給額が違ってきます)
・失業給付受給時の年齢(在職期間や年齢によって受け取れる額が違います)
1.5まとめ 辞めるにあたっての自身のとりたい姿勢は十分にとれましたが、その姿勢を1年近くにわたってとり続けることはまた別の機会に記しますが非常に大変でした。自身のとりたい姿勢をとるにしてもせいぜい半年程度で十分なところを1年近くかかってしまったのは、明確に絶対にこの日までという打診をしなかった点が良くなかったかなと思います。
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