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だめならまた会社員をすればよい(試しに5年後のプロフィールで求人探す)

フリーランスになって、心配なことはやはり収入がちゃんと確保できるか、ちゃんと生活していけるのかといったところではないでしょうか。いまはインターネットで業務委託の案件も多く目にすることができますが、はたして想定していたような仕事量の発注を得られるのか、発注はコンスタントになされるのか、やってみないとわからないことが多くて不安かもしれません。(とはいえ、入社してみないとわからないのは転職も同じですけどね)

ただ、フリーランスという働き方は、うまくいけば自由な働き方が手に入ります。収入も今よりもむしろあがるかもしれません。ただ、収入面や安定性を心配するあまり、フリーランスという働き方を選択肢に入れないかたがまだまだ多い印象です。最初から業務委託を探す人は別として、今の会社に満足していない等の理由で職を変えようとするひとは、まずは転職サイトなどでどのような会社がどのような求人を出しているかを探してみると思います。どの転職サイトでもたいがい検索機能がありますが、職種の選択肢欄でまず「□正社員」だけにチェックを入れて検索していませんか?その時点で、魅力的な業務委託の求人は目にする機会がなくなってしまっているのです。 そもそも自分はなぜ転職したいのか。自由な働き方をしたいのが一番なのであれば、法人をつくっての起業とまではいかなくとも、フリーランス(自営業、個人事業主とも言いますね)は正社員に優っていると思います。正社員であれば、どのような会社であってもあなたと会社は雇用契約を結ぶ雇用主と従業員という関係性であり、従業員であれば程度の差はあれ必ず所属する会社のルールに縛られます。その代わり、日本では雇用主は簡単に従業員を解雇することはできず、その点が日本においては会社に所属する正社員が、「安全・安心」とみられるのかもしれません。一方で、フリーランスであれば、どこにも所属はしていないので、いつ仕事をしようがどこと業務委託契約を結ぼうが解消しようが自由です。その代わり、どこかの取引先があなたの雇用や賃金を守ることはありません。その点が日本においてはフリーランスという働き方が「不安定で心配」とみられるのかもしれません。ただ、今後10年、20年、この国の雇用の在り方、働き方がどのような方向に行くのかを考えてみてください。よく昔から日本は欧米より20年遅れていると言われてきましたが、21世紀の今でもそれは変わっていないと思っています。欧米では日本よりもフリーランスという働き方は浸透しているようです。日本はこの先、正社員至上主義が進むのか、またはフリーランスはじめ多様な働き方が広がっていくのか、どちらかといえば後者ではないでしょうか。ここまで考えれば、もしあなたが自由な働き方を実現したいのであれば、フリーランスを検討しないわけにはいかないでしょう。最後に、もうひとつ加えれば、いまあなたがフリーランスになって、仮にうまくいかなかったとして、それで人生終わりではないです。大きな借金をしてお店を出すとか高額な機械を買うとかの起業ではなく、雇用されるのではなく業務を請けるという働き方のフリーランスであれば、さほどの初期投資は必要ないはずです。仮にダメなら、また会社員に戻ればよいのです。日本はこの先ますます人手不足です。私が会社員をしていた会社も採用活動をするもなかなか人が集まらず、年齢や経歴など、それまであったハードルをどんどん無くしていっていました。それでもなかなか人は集まりませんでした。そしてその状況は私がいた会社だけではありませんでした。私が退職する前に私の会社の定年前の57歳のかたが、もっと良い給料の会社があったからと転職していかれました。その方の実力もあるのだとは思いますが、少し前の時代にはなかなか考えられなかった状況です。もし今あなたが40歳だとしても50歳だとしても、フリーランスで仮に3年たっても思い通りにいかなくて会社員に戻りたい場合は、また会社員に戻ることはできると思います。いまは非常に多くの転職サイトがあって人取り戦国時代の有様ですが、私自身、フリーランスになる前に転職市場ではどのような求人があるのだろうかといろいろな転職サイトに登録するなかで一社、最大手のなかのひとつのサイトに自身の年齢を10歳間違えて登録してしまったことがありました。保有資格や経歴などは同じままで54歳のプロフィールでの登録でしたが、良い条件の正社員のオファーが殺到していました(笑)特段私が優れているわけではないですが、改めて人取り戦国時代のすごさを実感したのと、私自身、仮にフリーランスがだめだった場合、会社員に戻ればよいと思えて、挑戦してみようという気持ちを後押ししてくれました。

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